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こんにちは、朝井麗華です。
飽食にストレス…、現代人の内臓は、酷使されっぱなしで疲弊しています。
胃痛や便秘、生理痛、お腹の冷えなど何らかの不調は多くの方が感じているのではないでしょうか。
今回は疲れた内臓にエネルギーを与える乳トレをお伝えします。
コアを支える横隔膜を刺激
まず、いくつかチェックをしてみましょう。
自分の手で、自分のお腹に触れてみてください。
お腹が冷たいという人は、確実に内臓の活動が滞っています。
では次に横になり、指でお腹を何か所かぐっと押してみてください。
人差し指から小指までの4本の指で(苦しくない程度に)圧をかけます。
押すと硬さや違和感のある部分はありませんか?
おへその周り、下腹部、それに肋骨のすぐ下などをぐっと押すと、痛い部分はありませんか?
本来、お腹は柔らかくてしなやかなもの。
押したときに違和感が あったり痛かったりするのは内臓が疲れている証拠。
だからといって、お腹のマッサージをすれば解決するわけでもないのが、体の面白くて奥深いところ。
ほとんどの内臓は骨に固定されているわけではなく、お腹の中で膜同士が繋ぎとめて連なって存在しています。
いくら個々が固かったり機能低下していたところで素人がそれぞれに直接アプローチするのは至難の業。
ですが、すべての内臓へ影響し、誰でも触れる事のできるとっておきの場所があるのです。
それは「横隔膜」。
横隔膜は胸とお腹を仕切る筋肉で、呼吸の動きと連動します。
息を吸って肺が大きくなる時に下がり、
吐いて肺が小さくなる時に上がり、
その振れ幅は通常10cmほどと言われています。
しかし、不健康な人、筋肉や内臓の柔軟性を失っている体では
数cmしか上下できないほど動きが停滞している場合も。
よって、“呼吸筋”と呼ばれる胸郭(肋骨で肺を囲う部分)の筋肉群を
徹底的にほぐす「乳トレ」は内臓活性化にもってこい!
内臓の活動が滞っている人は、バストまわりの筋肉のコリをほぐしてあげるのが効果的、というわけです。
胸郭に柔軟性が出ると横隔膜の可動域もUP
横隔膜の上下運動につれて内臓も動きますから、
呼吸しているだけでまるで体内のセルフマッサージをしているようなもの。
「やらなくちゃ!」と外側から努力するマッサージと違い、
無意識で行われるのですから、なんともおトクで簡単!
息をしているだけで内臓が元気になってくれる体、それこそが乳トレで目指すものです。
内臓はとても素直です。
サロンのお客様にトリートメントしていると、お腹に触れていなくてもお腹がコロコロ動き出す方がほとんどです。
「ずっと便秘だったのに、家に帰ったらどすんと出た!」
「慢性的な胃炎のはずが、トリートメント後はウソみたいにお腹が軽い」
といった喜びの声を寄せてくださる方がたくさんいらっしゃいます。
手をかけてあげれば内臓も応えてくれます。
あなたも数日、乳トレを続ければ
お腹の硬さが取れ、だんだんと内臓の調子が良くなるのを必ずや実感できるでしよう。
内臓を活性化する乳トレ
01. ハの字ぐりぐり
①いちばん下の肋骨に、4本の指をぐっと差し込む。
内臓不調の人は痛いこともあるので、無理のない程度に差し入れて30秒ほど持ち上げるようにキープ。
※関節で曲げて指をぐっと入れ込む!
②お腹が柔らかければ、指がぐっと中に入ります。
痛みがひどくなければ、いちばん下の肋骨の裏に指を差し込むイメージで。
体のセンターから徐々に外側に、3ヶ所行う。
02. 内臓アゲアゲ
①立ったままで、鼠径部を軽く揉んでほぐします。
②人差し指から小指までの4指を、鼠径部からおへそに向かってぐっと差し入れる。
揉んでいる側の足を浮かせつつ、下がっている内臓全体を上へ引き上げるように持ち上げるのがポイント。
※鼠径部が張らないようにかかとを浮かせて。
☆効果アップのコツ「指先はぐさっと!」
※お腹が硬いと指が入らないけれど、深くまで指を差し入れられたほうが効果的。
こりが強い人なら多少の痛みが伴うので、無理のない範囲え繰り返し行い、徐々に深くします。
※ネイルを付けていたり爪が長い人は皮膚を傷つける恐れがあるので行わないか、布を当てて直接爪が当たらないよう工夫して行ってください。
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朝井麗華
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